暑い真夏に快適に眠る方法

梅雨が終わって秋が深まるまで、寝苦しい真夏がやってきます。
睡眠の質も下がり、時間も不規則になる季節を快適に過ごしたいですね。
今回は「暑い真夏の夜を快適に過ごす方法」です。

自由に、簡単に、ちょっとずつ眠る

どうしても寝苦しくて不快な気分が続きますから、他の季節よりも「眠れない気分」を強く感じます。でも実は体も疲れやすく、日中の強い日差しで一日のサイクルも整い、眠気は問題ない時期なんです。

眠れない気がしてしまうのは、他の季節のように「きちんと布団の上でじっと動かず朝まで長時間眠りっぱなし」にすることが難しいからです。

好きな姿勢で、自由な場所で、快適な寝具にコロコロ取り替えて、短時間の睡眠を積み重ねていくのが夏の睡眠のポイントです。「眠りとはこうあるべき」という固定観念を頭から外して気分を軽くして眠りましょう。

真夏の睡眠を妨げる様々な要因

もちろん暑さが最大の睡眠の敵です。ですがクーラーに頼りきりだと健康上も問題。睡眠は「体が冷えていく時」に始まりやすいもの。寝入った後は自動で切れるようにタイマーを忘れずに。

クーラーよりも扇風機、そして防犯上の問題がなければ外気の風を通した方が、一晩を通した快適感は上です。体に直接の風が長時間当たらないように、温度を下げることも大事ですが、湿気がこもらないよう空気の流れを作ってください。

冬よりも寝汗は少ないのですが、半袖短パンで寝ることが多いので、露出部分にかいた汗がこすれてベトベト、不快感は夏の方が強くなります。タオルや制汗シート、スプレーなどを利用してサッと汗をとれば眠りやすくなります。

また汗が多い方や太ももや腕のベトベトが嫌いな方は、いっそ長袖長ズボンのガーゼ生地や麻のパジャマを着てしまった方が快適に眠れます。冷感シートで冷やすことも大事ですが、汗でべと付かないようシーツもこまめに取り替えてください。

ベッド以外で寝てもいい、一晩に何度着替えてもいい

寝苦しい環境で、我慢をしないでください。明け方までジッとしていても問題は解決しません。一旦起きてサッと解決、再び眠った方が深く眠れますよ。

寝具が暖まったら布団を裏返してもかまいません。畳の場所やフローリングの上で寝たってかまいません。夏の睡眠は細切れ、短時間なので、硬い床が痛ければまた他の場所を探してかまいません。一番涼しい場所を探しましょう。

寝汗をかいたらサッと着替えましょう。夏は洗濯物が増えることを覚悟して。枕元に着替えや体を拭くタオルを用意しておきましょう。下着も全部替えれば快適です。いっそ一回起きてシャワーを浴びてもかまいません。

布団から出たくない冬と違って夏は「ベットで朝まで我慢する」意味がありません。自由なスタイルで臨機応変に眠りの環境を整えましょう。