五年ほど前にアメリカで認可され話題になったラメルテオンを主成分とするロゼレムが日本でも認可に向けて動き出したようです。
ミクスonlineの記事より抜粋
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/38519/Default.aspx
薬食審・第一部会 新規不眠症治療薬ロゼレムの承認了承 分科会で審議へ
厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会は1月29日、新薬など3製品を審議し、いずれも承認を了承した。その中で武田薬品が創製、開発した、睡眠のリズム(概日リズム)を調節する新しい作用をもつ不眠症治療薬ロゼレム錠8mg(一般名:ラメルテオン)も了承。これまでにない薬剤であることから3月に開かれる予定の薬事分科会で改めて審議し、承認してよいか判断する。
ロゼレムは、概日リズムを調節するメラトニン受容体に対する作動薬。これまでの不眠症治療薬にみられた、ふらつきや依存性などの難点を克服することを狙い、開発された。作用が強い薬では、副作用が出やすく、加齢によるメラトニン分泌の減少による概日リズムの乱れからくる不眠症患者向く。同省によると、部会では、漫然と投与せず、生活習慣の改善の指導とともに治療していく必要性が指摘された。
以上抜粋
アメリカでは既に認可されて以前話題になっていましたが、今までの睡眠薬、睡眠導入剤と違う部分は「飲んだ時に眠くなる」というものではないということのようです。以下に現在までに伝わっている概要を書きますが、非公式なもの、伝聞情報も混じっていますので注意してください。
通常の人体はメラトニンの量が規則的に変動することで昼と夜のサイクルを調整しているのですが、この代謝バランスが何らかの原因で崩れると不眠状態が誘発されます。このバランス調整の補助をロゼレムが行うことによって自然な状態で眠りにつくことが出来る、という効果が期待されています。
メラトニン受容体によって間接的に睡眠調節を行うために今までのベンゾジアゼピン系の薬で問題になっていた副作用のリバウンド(投薬をやめると不眠状態が再発する)が起こりにくいことがメリットだそうです。
時差ボケなどのサプリメントとしてメラトニンが注目されることはありましたが、今回本格的に睡眠自体に応用されることになり、「とにかく眠れること」から「睡眠リズムを正しくする」ことへ睡眠薬の世界にも新たなステージが開けそうな予感ですね。
追記
2010年07月06日付けで発売になりました
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