不眠症治療剤「ロゼレム錠」発売情報
以前にも、このニュース欄で許認可情報を取り上げたロゼレム関連ですが、武田薬品から7月6日付で新発売になったようです。
他にも2型糖尿病治療剤「メタクト配合錠」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩)および2型糖尿病治療剤「アクトス」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)の口腔内崩壊錠(OD錠)が同時発売になっていますが、今回は不眠症治療剤「ロゼレム錠」(一般名:ラメルテオン)に絞って説明します。
今までの不眠症、睡眠障害治療薬とは作用するプロセスに違いがあり、主にメラトニン受容体に直接作用するものです。(詳しくはこちらを参照[intlink id=”166″ type=”post” /])
武田薬品工業株式会社の公式HPによると
ロゼレムは、当社が創製した、従来の不眠症治療剤とは作用機序が異なるメラトニン受容体作動薬であり、脳内で睡眠・覚醒のサイクルを司り、「体内時計」とも言われる視交叉上核に存在するMT1/MT2受容体に特異的に作用することで、睡眠覚醒リズムを調節し、自然な睡眠をもたらします。
本剤は、薬物依存性を示さないことから、米国司法省麻薬取締局(DEA)による規制を受けない初めての不眠症治療剤として、2005年7月に米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を受けています。
だそうです。
<ロゼレム錠の概要>
販売名 | ロゼレム錠8mg |
一般名 | ラメルテオン |
用法・用量 | 通常、成人にはラメルテオンとして1回8mgを就寝前に経口投与する。 |
効能・効果 | 不眠症における入眠困難の改善 |
製造販売承認日 | 2010年4月16日 |
薬価基準 (税込み) |
82.60円 (薬価基準収載日:2010年6月11日) |