眠ることを最優先する


不眠症で悩み、今すぐにでも眠りたいという人は「本当はこんな文章を読んでいる場合じゃない」ことをまず理解してください。理解していなかった人は今すぐページを閉じ、布団に入って眠るまねごとだけでもしてください。

ですが判っている人の中にも「そんなことはチャレンジしてみたけど眠れなかったのだからしょうがない」という人もいるでしょう。辛いですね。普通の人が「なんだか今日は眠れない」という場合と実際の不眠症との違いはそこです。

「何が何でも眠る」というと緊張して余計に眠れなくなりそうな気がしますよね。実際に「明日は重要な会議がある」「テストに備えて万全にしたい」と思えば思うほど眠れずに逆に不安を高めてしまいます。

ここは逆の発想で行きましょう。眠りを強く追い求めるのではなく「眠ることには必要がないもの」をどんどん排除することが大事です。それが眠りを優先するということです。

自分の中で眠りに必要なものは人によって違います。毎日本を読まないと眠れない、ライトがついていないと眠れない、寝る前にお茶を飲まないと眠れない、等々。よく言われる「眠りの妨げになるもの」の中にも本人にとっては「眠るための儀式」の一部になっているものは無理に排除することはありません。(時と場合によりますが、今回は考えません)

次に、それほどこだわりはないけど眠りにとって不必要なものを物理的に隠しましょう。光るタイプの目覚し時計の明かりは視界に入らない場所に置きましょう。明日の着替えの準備は目に見えると余計なことを考えます。読んでいない本や雑誌、ポスターや小物なども邪魔になるかもしれません。すぐに隠せない場合はできるだけ部屋を暗くしましょう。

よく眠れない時に部屋の掃除をしたくなるという人がいます。これは一種の逃避行動という面が大きいのですが、それと共に「気になって眠れない」ということが無意識で起こっていることをお忘れなく。

また余計なモノは物だけではありません。入眠前のメールチェックやネット巡回、テレビやラジオ、友人との電話等々。「特に眠るためにこだわりがない事柄」は全て忘れてください。

他にも邪魔が入りそうなものは前もって排除して眠りに備えましょう。携帯電話をマナーモードにするのもいいかもしれません。ペットを飼っている人は、残念ですが他の部屋で眠ってもらった方が気にならなくていいかもしれません。アナログ時計のカチカチの音が気になるのであれば電池を抜いてしまってもいいでしょう。

本当は眠るための技術は他にも色々あります。ですがそれを試すのは、まず余計なモノを省いてからでも遅くありません。純粋に眠ることを優先にして、それ以外をシャットアウトすることを第一歩としてください。

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