DSM改定案での発達障害の取り扱い

英語ソースですがDSM-5(DSM-V)改定案が発表されました。
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=635867
精神疾患の“次元的評価(dimensional assessments)”への移行。つまり、厳密かつ不変であった分類を連続体によるものとし、“分野横断的な(cross-cutting)”症状を 基準に含める。
以前から症状の重さ軽さを示す指標が弱いということが問題になっていましたが、それを解消しようという試みです。DSMは日本での診療基準でも大きな役割を果たしているために、今後かなりの影響が出ると考えられます。
こちらのサイトで翻訳されていたので参考にさせていただきました。
http://news.e-expo.net/world/2010/02/post-116.html
特に次の文言
自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorders)の診断は、自閉症、アスペルガー症候群および同様の症状を1つにまとめる。また、知的障害は、重度遅滞と、読字障害 (dyslexia)・計算力障害(dyscalculia)を合わせた新しい学習障害(learning disabilities)という別の分類に変更。
これは大きな変更と言えます。なかでも学習障害(LD)という概念は大きくイメージを変えることになりそうです。日本ではなんとなく「LD=障害としては重くないが学業に影響がある」というようなイメージを持たれやすいので、混乱が起こるかもしれませんね。
英語ソースですがDSM-5(DSM-V)改定案が発表されました。http://www.healthday.com/Article.asp?AID=635867
精神疾患の“次元的評価(dimensional assessments)”への移行。つまり、厳密かつ不変であった分類を連続体によるものとし、“分野横断的な(cross-cutting)”症状を 基準に含める。
以前から症状の重さ軽さを示す指標が弱いということが問題になっていましたが、それを解消しようという試みです。DSMは日本での診療基準でも大きな役割を果たしているために、今後かなりの影響が出ると考えられます。こちらのサイトで翻訳されていたので参考にさせていただきました。http://news.e-expo.net/world/2010/02/post-116.html
特に次の文言
自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorders)の診断は、自閉症、アスペルガー症候群および同様の症状を1つにまとめる。また、知的障害は、重度遅滞と、読字障害 (dyslexia)・計算力障害(dyscalculia)を合わせた新しい学習障害(learning disabilities)という別の分類に変更。
これは大きな変更と言えます。なかでも学習障害(LD)という概念は大きくイメージを変えることになりそうです。日本ではなんとなく「LD=障害としては重くないが学業に影響がある」というようなイメージを持たれやすいので、混乱が起こるかもしれませんね。