歩行前の世界
子どもと接する場合、一番の重要事項は対応の仕方でも話し方や動機付けでもありません。よく観察することです。その子どもを良く見て、何ができて何ができないのか、理解度はどこまでか、今は心の子どもの中で何が起きてい [...]
どこまで見えているのか?
今までで述べたように最初は視界が狭く近くしか見えていない乳児も、少しずつ遠くのことが見えてきます。始めにイナイイナイバアの話をしましょう。人間の顔を認識する時に目と口の三点を見て人の顔だと知覚し [...]
空腹
誰もが知っているとおり人間は食事を取らないと生きてはいけません。胎児の頃はへその緒を通じて自動的に栄養を取っていた子どもも、出産後に外界に出てからは自らの口を通じて呼吸と食事をしなければなりません。出産時期が極端に [...]
手に触れるもの
生まれてすぐに乳を飲むのに乳房を探しますが、その時に既に手のひらで場所を探したり、お腹が満たされれば手で突き離すのがわかります。胎内にいる間に手を開いたり閉じたりはしているようですが、これは出産という急な [...]
泣き声
生まれてから最初の一泣き目で乳児は気道の確保と呼吸の仕方を覚えます。羊水に包まれていた胎児が外界に出て最初に発する一声は最初の呼吸でもあるわけです。それからしばらくの間は乳児は泣くことしか自分の状態を外に知らせる [...]
排泄
オムツの段階からトイレトレーニングを終えるまで、排泄は育児の中の重要な比重を占めています。ですが段階的な成長もありますが、排泄に関わることは幾つかの要素に分けることができます。
一つ目は自分が排泄をしたかどうかの感 [...]
現時点での能力
今、その子はどれぐらいの能力を持っているのでしょう。これは今まで述べてきたように数々の段階があり、数々の分野に分かれています。おおよそ平均的に成長をとげる子どももいれば、幾つかの能力だけとびぬけて発達し他 [...]
子どもが常時いる部屋
子どもが現在いる場所を、状態、状況、様子など様々な観点から検討して「場」という概念で考えてみましょう。
これには同時に同じ場所にいる人間、風景、広さ、温度、周りにあるもの、音の静けさ、騒音、明るさ、 [...]
広さと環境
就学前の幼児の大部分が幼稚園、又は保育園への登園を行っています。現在は幼保一元化が緩やかに進行しているところですが急激にはこの二つの統合は難しいでしょう。
大雑把に分ければ幼稚園は就学前の「教育」を行うところ [...]
家庭という場
家庭は場としては一番基本的な場面で子どもの行動の様々な基準となります。父と母、それ以外の家族の人間関係、自分の居場所、食事場所、遊ぶ場所、寝る場所、お風呂や洗面所などの色々な場面があります。最初の頃は部屋を [...]
子どもの視点で考える
子どもを取り巻く場は一日の間にもころころと変わりますが、これを子どもの側からみるとどうでしょうか。家を基準の場として捉えるまでは、子どもにとっては自分の周りがころころと変わるのと違いがありません。演 [...]
母
子どもを取り巻く環境で家族は一番大きな役割をはたします。その中で母親は、特殊な家庭事情がない限り最大の影響力を子どもに持ち、また最大の愛情を注ぐ人格になります。時代と共に家庭での妻の役割は大きく変わりましたが、母の役 [...]
最初の見知らぬ大人
ここでは幼稚園、保育園の教師、教員、保育士、資格のないパートなども含めて先生という表現で統一します。
幼稚園、保育園での先生は親や親戚を除いて、初めての意味のある大人です。見知らぬ大人なのに自分の名前 [...]
大人ではない他人
子どもは最初に大人とは対人関係を上手く築くことができます。大人は自分の名前を呼んでくれるし、自分に応じたわかりやすい対応をしてくれます。しかし、他の子ども(特に同年代)には、それは当てはまらないことなの [...]
安全という大前提
さて一対一で子どもと向き合うことになりました。あなたの力量が問われます。あなたの心の中にある優先順位は何ですか?教育?世話?しつけ?色々あるでしょうが、まずは全てを脇へどけておいてください。子どもと接す [...]